2018/05/10 16:39
10年後までの毎日が楽しくなりますように。
沖縄で、職人さんの愛情をいっぱい受けて生み出されたレザーカービングをお届けする「電波堂劇場クラフト館:紀々の店」より、紀々です。
久しぶりに、母がベルトをつくっていました。
カービングでは、フチがあるのとないのは単なる「デザイン違い」と思われがちですが、そうではありません。
フチありは、手間と時間のかかり方が大きく変わります。
でも、
やっぱり手間と時間をかけただけの仕上がりがある。
そう感じるので、母は今回もフチありを選んでいました。
どちらにしても、使う材料は同じ。
だったら、そこに出来るだけのことをする。
それが、素材を大事にするということなのだとあらためて感じます。
私が愛用しているベルトは、10年モノも珍しくありません。
革のベルトは、本当に長持ちします。
だからこそ、ちゃんと手間と時間をかけたい。
そんなアイテムなのです。
その人に馴染む。
ベルトほど、その言葉を感じるものはありません。
私は、自分のカラダと同じカーブに馴染んでくれたベルトを見た時に「ベルトは相棒だ!」とうれしくなりました。
10年先まで応援したい。
フチには、そんな想いが込められています。
・info・
ウチナーンチュ(沖縄人)ならではの情報、ウチナーグチ(沖縄言葉)や、紀々が考える哲楽(沖縄らしい気持ちが楽になる思考)などなどお届けします。