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  • 2018/01/14 19:38

     10年後までの毎日が楽しくなりますように。
     沖縄で、職人さんの愛情をいっぱい受けて生み出されたレザーカービングをお届けする「電波堂劇場クラフト館:紀々の店」より、紀々です。

     10年、経ったんだね。 

     母が愛用しているのは、自分で作ったおサイフ。
     ツヤが出て、まさに「アンティーク」。
     レジで声をかけられることも多いおサイフです。

     お財布に限らず、永く使っているものにはたくさんの想い出があります。
     
     買った時のこと。
     使っている間の出来事。
     
     お財布がきっかけで、お財布とは関係のない、人生の色んな出来事や気持ちが思い出される……

     これは、作り手としてもとても幸せです。

     実は、お財布はほぼ毎日使うアイテムなので傷みやすくもあり、使い方によって、持ちも大きく変わってきます。


     母の仕事を手伝ってお財布に関わるようになって、20年ほど。
     たくさんの方のお財布を見せて頂きました!

     「お財布って、10年も持つものなんですか!?」

     そう驚かれることがあります。

     なぜ、そのおサイフが10年持つのか?

     その理由を考えてみました。

     10年持つように、素材を選ぶ。
     10年持つように、作る。

     10年持つことを描いて、選ぶ。
     10年持つように、使う。

     作る人と使う人が一緒になって、「10年持つおサイフ」が生まれているのだと思います。
     だからこそ、そんな方々に出会えたら本当に幸せです。

     使ってくれる人の10年分の幸せを願って、これからも、ひとつずつ作りお届けしていきたいと思います。

     
     

     ・info・
     
     ウチナーンチュ(沖縄人)ならではの情報、ウチナーグチ(沖縄言葉)や、紀々が考える哲楽(沖縄らしい気持ちが楽になる思考)などなどお届けします。