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  • 2018/01/23 08:00

      10年後までの毎日が楽しくなりますように。 沖縄で、職人さんの愛情をいっぱい受けて生み出されたレザーカービングをお届けする「電波堂劇場クラフト館:紀々の店」より、紀々です。

     「命が吹き込まれる」ということなのかな?

     お客さまから、教えて頂いたことです。

     以前にデパートで売り場に立っていた頃、しばしば困惑したことがあります。

     「あなたが今つけている、それが欲しい!」というリクエスト。

     その頃は、自前の古いもの(売り物ではないもの)をつけていました。
     それと同じタイプの新しいものは、こんなにいっぱい並んでいるのに、なぜか、私がつけている古いものにご指名がかかることが多いのです。

     「こちらの方が新しいですよ」とおススメすると、とうとう……

     だったら、私にこれを譲って、あなたが新しいのをつけたらいいでしょ?

     と言われてしまう始末。

     その理由は何なのだろう?

     考えてみました。

     一つはきっと、レザー好きさんが好む「経年変化」で味わいが増しているから。

     そしてもう一つは……

     「命が吹き込まれている」ということなのではと。

     新しく並べられているものは、キレイだけれどイキイキしている感じがないのかもしれないと思ったのでした。
     身につけているものは「命が吹き込まれている」ように見えるのかも……。

     モノではなく「イキイキ感」がほしい。

     私も、自分が何かを選ぶ時にそんな気持ちになることを思い出しました。

     また一つ、お客さまに大事なことを教えて頂きました。 

     ☆ 約30年選手の私の相棒バッグは、本当に大人気。あちこちメンテナンスしながら、今も元気です。

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     ウチナーンチュ(沖縄人)ならではの情報、ウチナーグチ(沖縄言葉)や、紀々が考える哲楽(沖縄らしい気持ちが楽になる思考)などなどお届けします。